09/06/14
朝日俳壇、歌壇より
朝日新聞の俳壇、
歌壇より気になった句や歌を紹介したいのですが、今週もまた難しい句や歌が多く中々読みきれません。
◆朝日俳壇
◇大空につかまるところある雲雀(渋川市・山本素竹:大串章選)
中空に縄でも垂れているかのように雲雀が空を駆け上がってゆく様。
私は揚げ雲雀のジグザクとした駆け上がり方を見て螺旋階段を上って行くように思います。
◇夏めきて庭に降ろせり鉢の花(東京都・布能民雄:稲畑汀子選)
夏の鉢物は水遣りなど世話が大変です。早めに地植えされたのでしょうか。私のようにずぼらな人間には一安心です。
◇白地着て女の意地を通しけり(泉大津市・多田羅初美:稲畑汀子選)
白地の着物を着て通すべき「女の意地」とは何でしょう。
どんな物語だろうと想像をたくましくしてしまいます。
◇白という基本に戻り更衣(川西市・上村敏夫:稲畑汀子選)
前句と同じく白い衣服、夏服は白が基本ですね。古い人間でしょうか?
麻の白いスーツなどを着ておしゃれな老人になってみたいですが、どうも無理そうです。
◇旅妻の海市に燥(さわ)ぐ電話かな(岐阜市・加川喜泉:金子兜太選)
富山の魚津にでも夫婦で出かけ運良く蜃気楼が見られたこ
とを、はしゃいで誰かに電話している妻を見ている夫、微笑ましい図です。
「旅妻」はなんと読むのでしょうか?「たびつま」でしょうか?
蜃気楼を海市(かいし)と詠んでおられます。初めて知った言葉でした。また、燥(はしゃ)ぐという字を「さわぐ」とも読
ま
せています。俳句とは難しいものですね。
◆朝日歌壇
◇隣室も小型テレビに笑うらし鳥籠めきてホテル更けゆく(和泉市・長尾幹也:高野公彦選)
隣室のテレビに笑う声も気になりますが、ぼそぼそと漏れる話し声も気になるものです。私が泊まるような安宿では。
旅の宿が鳥籠なら、自宅も集合住宅でどこに行っても鳥籠です。集団生活では隣家の生活音も騒音になりますからね。
◇もうすこしきれいな字でと答案にわれより汚き字で書かれたり(東京都・岩崎佑太:高野公彦選)
悪筆の私はクスッと笑うしかありません。
病んでから脳の細胞が多量に死滅しているようで、悪筆が進化しています。
◇星むしり軍帽かぶり引揚げし祖国に軍帽すでになかりき(豊橋市・佐々木剛輔:永田和宏選)
敗戦から65年、戦後も遠くなって、軍帽はないかもしれません。
しかし、新たな戦前が時を刻んでいるような気がします。思いすぎでしょうか?
◇郷(さと)の納屋亡父(ちち)の愛した農機具もバイクも消えて今日三周忌(鹿沼市・石島佳子:馬場あき子選)
◇軒下に三年(みとせ)の不在しらされず父の自転車ぽつねんと立つ(浜松市・松井恵:馬場あき子選)
二首とも、亡き父の愛用の品を通して父を思う。
上の歌は思い出の品がなくなって、下の歌はぽつねんとあることに父を偲んでいる。
◆
闇に迫れるか、郵便料金不正
厚生労働省の村木厚子雇用均等・児童家庭局長が虚偽公文書作成・同行使の疑いで大阪地検
に逮捕された。
不正を認識しながら、障害者団体と証明する文書の偽造し発行した疑いだそうです。
民主党の石井一副代表や牧義夫衆院議員の口利きも噂されており、真相の解明が待たれます。
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